さく井工事に該当するもの

さく井工事とは、さく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事又は、これらの工事に伴う揚水設備工事等を行う工事のことです。
具体的には、さく井工事、観測井工事、還元井工事、温泉堀削工事、井戸築造工事、さく孔工事、石油掘削工事、天然ガス堀削工事、揚水設備工事等が該当します。元々「さく井」とは、水井戸・石油を掘削することで、さく井の機械には衝撃式掘削と回転式掘削があります、この機械を使って地面に穴を掘っていく工事が『さく井工事』に該当するのです。
・還元井…地熱井から産出された熱水を地中に戻すための井戸や,発電を終えた蒸気の凝縮水を地下に戻すための井戸のことです。
・揚水設備…動力を用いて地下水を採取する設備のことです。

 

他の業種との境界・区分の考え方

他の業種との境界・区分はありません。

 

一般建設業で『さく井工事』の専任技術になるには

1.『資格』でなるには

  • 技術士・上下水道「上下水道及び工業用水道」・総合技術監理(上下水道「上下水道及び工業用水道」)
  • 技能検定・さく井
  • 技能検定・地すべり防止工事士 実務経験1年

 

2.『学歴+実務経験』でなるには
『資格』を持っていない場合であっても下記に関する学科を卒業している場合、高卒であれば5年大卒・高専卒であれば3年以上さく井工事に関する実務経験があれば、一般建設業のさく井工事の専任技術者になることが出来ます。

  • 土木工学
  • 鉱山学
  • 機械工学
  • 衛生工学

 

3.実務経験だけでなるには
『資格』・『学歴』がない場合でも、さく井工事に関する実務経験が10年以上あれば、一般建設業のさく井工事の専任技術者になることが出来ます。