熱絶縁工事に該当するもの

熱絶縁工事とは、工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事のことで、熱エネルギーを効率的に利用するために、目的に合わせた保温・保冷を行う工事のことです。
具体的には、冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業、化学工業等の設備の熱絶縁工事・ウレタン吹付け断熱工事等が該当します。

 

他の業種との境界・区分の考え方

他の業種との境界・区分はありません。

 

一般建設業で『熱絶縁工事』の専任技術になるには

1.『資格』でなるには

  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士(仕上げ)
  • 技能検定・熱絶縁施工
  • 登録基幹技能者講習:登録保温保冷基幹技能者

 

2.『学歴+実務経験』でなるには
『資格』を持っていない場合であっても下記に関する学科を卒業している場合、高卒であれば5年大卒・高専卒であれば3年以上熱絶縁工事に関する実務経験があれば、一般建設業の熱絶縁工事の専任技術者になることが出来ます。

  • 土木工学
  • 建築学
  • 機械工学

3.実務経験だけでなるには
『資格』・『学歴』がない場合でも、熱絶縁工事に関する実務経験が10年以上あれば、一般建設業の熱絶縁工事の専任技術者になることが出来ます。
熱絶縁工事の実務経験が10年以上なくても下記の場合は、一般建設業の『熱絶縁工事』の専任技術者になることが出来ます。

  • 建築工事業及び熱絶縁工事業に係る建設工事に関し12年以上の実務経験を有する者のうち、熱絶縁工事業に係る建設工事に関し8年を超える実務の経験を有する者