タイル・れんが・ブロック工事に該当するもの
『タイル・れんが・ブロック工事』とは、れんが、コンクリートブロック等により工作物を築造し、又は工作物にれんが、コンクリートブロック、タイル等を取り付け、又は貼り付ける工事のことです。
具体的には、コンクリートブロック積み(張り)工事、レンガ積み(張り)工事、タイル張り工事、築炉工事、ストレート張り工事、サイディング工事等が該当します。
・築炉工事…主に金属・ガラスなどを加熱・溶かすために「炉」をつくる工事
・ストレート張り工事…ストレートを外壁等にはる工事(ストレートを屋根にふくのは『屋根工事』)
・サイディング工事…サイディングとは、外壁に貼る仕上げ用の板材のこと、このサイディング(外装材)を家などの外壁に貼る工事
◆サイディングとはブロック調、タイル調などのデザインで、壁の大きさに合わせてカットし、壁に沿って張り合わせて使える便利な素材です(下記はレンガ調、タイル調、石調のサイディングです)。
他の業種との境界・区分の考え方
1.『とび・土工・コンクリート工事』と『石工事』との境界・区分は
@『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」は、根固めブロック、消波ブロックの据付け等土木工事において規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事、プレキャストコンクリートの柱、梁等の部材の設置工事が該当します。
A『石工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」は、建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、又は擁壁としてコンクリートブロックを積み、又ははり付ける工事等が該当します。
B『タイル・れんが・ブロック工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」は、コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等が該当します。
一般建設業で『タイル・れんが・ブロック工事』の専任技術になるには
1.『資格』でなるには
- 1級建築施工管理技士
- 2級建築施工管理技士(躯体・仕上げ)
- 1級建築士
- 2級建築士
- 技能検定・タイル張り・タイル張り工
- 技能検定・築炉・築炉工・れんが積み
- 技能検定・ブロック建築・ブロック建築工・コンクリート積みブロック施工
- 登録基幹技能者講習:登録エクステリア基幹技能者
- 登録基幹技能者講習:登録タイル張り基幹技能者
- 登録基幹技能者講習:登録ALC基幹技能者
2.『学歴+実務経験』でなるには
『資格』を持っていない場合であっても下記に関する学科を卒業している場合、高卒であれば5年、大卒・高専卒であれば3年以上タイル・れんが・ブロック工事に関する実務経験があれば、一般建設業のタイル・れんが・ブロック工事の専任技術者になることが出来ます。
- 土木工学
- 建築学
3.実務経験だけでなるには
『資格』・『学歴』がない場合でも、タイル・れんが・ブロック工事に関する実務経験が10年以上あれば、一般建設業のタイル・れんが・ブロック工事の専任技術者になることが出来ます。